睡眠不足の影響って?睡眠不足によって起こる症状によって死亡することも

眠れない女性

みなさんは、眠たいのに中々眠れない…と悩んだことはありますか?
睡眠は人間にとって、とても大事なものです。

身体の疲労は食事やお風呂に入ることでもある程度は回復しますが、脳の疲労は睡眠でしか回復させることが出来ません。

慢性的な睡眠不足の場合、心身に影響が出る可能性があります。

今回は、睡眠不足によって起こる影響と症状についてお話しします。

睡眠不足によって起こる症状

睡眠不足によって下記のような症状が引き起こされます。

ストレスの増加

睡眠不足が続くとストレスが増加します。

人間は睡眠中に頭の中の情報を整理します。ストレスも睡眠中に脳内で整理される仕組みになっています。

しかし、睡眠不足が続くとストレスを整理することが出来ずに、どんどんストレスが溜まっていきます。

睡眠不足の日はイライラすることが多いと感じる方、多いのではないでしょうか。
これは、ストレスがしっかり整理できずに翌日に残ってしまった表れなのです。

血圧の上昇

睡眠不足は血圧も上昇させます。

睡眠が足りていないと自律神経の一つの交感神経が優位になり、活発に行動するためのアドレナリンなどのホルモンを分泌します。

これらのホルモンは血圧や心拍数を上昇させ、人間の体を活動に適した状態にするホルモンです。もちろん日中に分泌されることは良いことなのですが、睡眠不足だと夜間もこれらのホルモンの影響で血圧が高くなります。

血圧が高まると循環器系疾患のリスクが高まるので注意が必要です。

集中力の低下

睡眠不足が続くと、集中力が低下していきます。

また、日中に極度の眠気に襲われて一瞬意識が飛んでしまうなんてことも。
車を運転している時に急激な眠気に襲われて事故を引き起こし、最悪の場合、死亡する可能性もあります。

たかが睡眠不足と侮ってはいけません。
仕事や勉強、命にまで関わってくるかもしれないのです。

太りやすくなる

ある大学の調査では睡眠不足の女性のほうがBMI値(体格を示す指数)が高い傾向にあるとされています。

女性約63万人を対象にした調査では睡眠時間が3時間未満の群のBMI値が最も高いとされています。

なぜ太りやすくなるのかは明確に分かっていませんが、食欲に関するホルモンが原因であると考えられています。睡眠不足の状態が続くと食欲を増やすホルモンであるグレリンが増加し、食欲を抑制するホルモンであるレプチンが減少します。

その結果、ついつい食べすぎてしまってBMI値が高くなってしまうのです。サンディエゴ大学の調査では女性でしたが、男性でも同じく睡眠時間が短いとBMI値が高くなるということが示唆されています。

睡眠不足の改善のために!睡眠不足の解消方法

眠れるようになるコツ10選

日中に15〜20分程度の仮眠をする

睡眠不足が続いて日中に眠気を感じる際は、15時までに仮眠を取りましょう。
脳の疲労も回復でき、気分もリフレッシュします!ポカポカ陽気の日には、お昼寝するべきかもしれません!

寝る前に腹式呼吸をする

副交感神経を優位にし、リラックスできる手軽な方法です。
仰向けになり、大きく呼吸をしましょう。

パジャマに着替えていつでも寝られる状態で、布団の上で寝る直前に行いましょう。

ぬるめの湯船に浸かる

人は身体の中心部の体温が下がると、自然と眠くなるようにできています。本来夜になると自然と体温が下がるのですが、不規則な生活が続いてしまうと下がりにくくなってしまうのです。
そのような時は、寝る1時間前までにお風呂に入り、汗が引いてきたな〜と感じた頃に布団に入りましょう。中心部分の体温が下がり始めているサインです!

悩み事を書き出してスッキリ

嫌だったこと、気になったことをノートに書き出してみましょう!
書ききったら「今日は終わり!」など1日の締めくくりの言葉を言うこと。声に出すことで気持ちが切り替わりやすくなります。書いた紙やノートは誰にも見られないようにしっかりしまいましょうね。

必ず紙とペンで行うこと!スマホのメモやSNSはNGです。
ブルーライトで目が冴えてしまったり、友達からの返信が気になって寝つきが悪くなってしまいます。

寝る直前はスマホやパソコンをやめる

デジタル機器から出るブルーライトは、眠りに欠かせない「メラトニン」の分泌を止めてしまいます。
布団に入る1時間前には全てのデジタル機器をオフにすると効果的です。

日中は適度な運動を

身体が疲れると眠気を生み出す「睡眠物質」が分泌され、夜になると自然に眠くなります。毎日ではなく、週数回でOK!

休日に寝過ぎない

平日の睡眠不足を補うために、休日に昼まで寝てしまう…なんて人も多いでしょう。
平日と休日の睡眠時間が違いすぎると、リズムが崩れ月曜日に平日モードに戻りにくくなってしまいます。

休日の起床時間は平日+2時間以内にしましょう!

部屋着で寝るのはNG

寝る格好で大切なのは、締め付けがなくリラックスできること。
肌触りが良く、通気性・保湿性が高いパジャマやシルクの生地、コットン素材がオススメです。

入眠儀式を行う

寝る前に毎日同じことを行う習慣をつけることで、寝つきがスムーズになる効果が期待できます。
〈パジャマを着る→歯磨き・トイレ→明日の準備〉など一連の流れを習慣づけましょう!

夜はお酒を控える

お酒を飲んだ日はぐっすり眠れる〜なんて思っている方!
実はアルコールが分解されてできる”アセトアルデヒド”は睡眠を妨害し、眠りを浅くしてしまうのです!
飲む場合は、就寝前の3時間前までにしましょう。

睡眠不足の症状改善を目指そう

眠れない夜にさようなら

睡眠不足は、最悪の場合死亡事故などを招く危険性があります。

慢性的に睡眠不足だと感じている人も、睡眠不足が解消できるように出来ることからはじめてみてくださいね。

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